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北大映画館プロジェクトの学生たちによる日々の活動ブログ!
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【戦艦ポチョムキン解説文】
1925年/74分/ソ連
監督:監督:セルゲイ・エイゼンシュテイン
出演:アレクサンドル・アントーノフ/グレゴリー・アレクサンドロフ
 
 1925年、ソビエト連邦で世界映画史上の先駆的傑作と呼ばれる作品が生まれた。その名は『戦艦ポチョムキン』。リアリズム表現と編集技術を駆使した映画作りの基本・モンタージュ理論を確立させたその斬新な映画表現が後世の映画に多くの影響を与え、ロシア革命を正当化する共産主義のプロパガンダ映画でありながら、「映画の教科書」とまで呼ばれている。
 時は1905年。第一次ロシア革命前夜の戦艦ポチョムキン号の甲板から、物語は始まる。士官からウジのわいた肉を食べるように命じられた水兵たち。上官の非人道的な仕打ちの数々に、水平たちの怒りは頂点に達していた。ワクリンチュク(アレクサンドル・アントーノフ)という一水兵の呼び掛けに従い、一斉蜂起が開始される。反乱は成功するが、その代償としてワクリンチュクは死ぬ。
 場面は変わって船はオデッサ港に入る。町の人々はポチョムキン号の反乱とワクリンチュクの死を聞き、深い悲しみに沈む。やがて悲しみは労働者を虐げる特権階級の怒りへと変わり、皇帝打倒のデモへと発展していく。しかし、突如銃声が響き、政府軍の一斉射撃が始まった……。
 この中でも必見なのは、「オデッサの階段」と呼ばれるシーンであり、「映画史上最も有名な6分間」と言われる。特に撃たれた母親の手を離れた乳母車が階段を落ちていくシーンは圧巻。
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